アクセスカウンター face ハイキング ー 1〜13    

Kusamakura

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    2020. 1. 4~ 2020. 4. 6

 

自宅から見える山々を歩く

         

「あのおっぱい型の山が大岳山で・・・」

 山を眺めていると飽きない。今ベランダから見える山(下の写真)で一番高いのは大岳山。昔、中学生のころ最初に覚えた奥多摩の山の名前の一つだ。当時参加していた郷土史探訪会でどこかに行ったとき、遠方に見える山々の名前を教えてくれたリーダーがいた。「あそこのおっぱいのような形の山が大岳山で・・・」という解説が記憶に残った。そこから見えた形は確かに乳房に乳首がのった形をしていた。今見る大岳山の形はその時とちょっと違う。角度によって変わるのかな?どこから見たら正しいおっぱいの形に見えるのだろう?大岳山の右手に富士山をなだらかにした形の山がある。青梅の知人が御岳山と教えてくれた。信仰を集める神社で有名で子供の頃ケーブルカーで登ったことがある。大岳山の左手の山は頂がふたこぶになっている形が面白い。あれはなんという名だろう?

 さっそく地図を買ってきた。昭文社の「奥多摩」はハイキングコースが詳しい。さらに新宿紀伊国屋に行き、国土地理院1/2.5万地図「武蔵御岳」と「五日市」を手に入れた。それらの地図を手にした時その美しい印刷に驚くと同時に中学時代の自分が心の中に戻ってくるのを感じた。東京杉並区立宮前中学の社会科の先生に地図を教えてもらい社会科部のフィールドワークで多摩、奥多摩を歩きながら地図と親しんだ。しだいに国土地理院の地図を眺めていると、それぞれの場所の情景が浮かんできて飽きないようになった。登山地図や観光地図と合わせて読み込むと自分独自の旅を創作できるのが楽しかった。小遣いでたくさんの1/5万と1/2.5万地図を買った。あの貴重なコレクションを手放したのはいつだったのだろうか。こうして国土地理院の地図を再び手にできてあの頃の気持ちが一気に戻ってきて地図と山を楽しめる状況になったのは素晴らしいことだ!

 眼前の山と地図を比較して、青梅の知人が「御岳山」と教えてくれた山は実は別の山で「日の出山」ではないか、と思った。では、日の出山より標高が高い御岳山はどこにあってなぜ見えないのだろう?こんな疑問を解くことを最初の課題として楽しむことにした。

このページは2020年正月以来のハイキングの記録を簡単にまとめている。上の課題に関連する写真、峰々などの名前の同定、課題の解析結果は下の写真をクリックしてご覧ください。
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青梅とその西側の山々の国土地理院2万5千分の1の地図(上が北)。f


右端の赤マークは我が家の位置でそこから放射状に引いた直線は山を観察するための目安である。
地図上の赤い曲線はハイキングで歩いたルート。送電鉄塔の位置のうち我が家から目視できるもの
10塔を赤マークで示した。
拡大図はこちら

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青梅とその西側の山々の鳥瞰図(上が西, GoogleEarthを元に作成した) f

ハイキングで歩いたところを赤で示している。
拡大図はこちら

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face13 2020.4.6  勝峰山(かつぼやま)

我が家から南西方向五日市に近い日の出町の勝峰山へ。ふもとの幸神神社の天然記念物「しだれアカシデ」の木を見学。山道と林道を歩いて約40分。展望台から東に青梅南部丘陵の先端付近を眺望(右写真)。ここから5分ほどで山頂。大岳山、麻生山などを東南方向から眺める(写真はV19)が、同定不明の峰がある。およそ1100年前、平将門がここにこもったとと伝えられる。山頂からの帰りに「血の池」と呼ばれる窪地(ドリーネ)を見学。ふもと付近で、赤とピンクの花が同じ株に咲く梅を見る。(写真右、拡大写真はF15

 

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face12. 2020.4.3  こんにゃく岩

青梅・釜の淵公園の南にあるという「こんにゃく岩」を散歩がてら見に行った。駒木の町から小川沿いに林を登っていく。杉林の暗い林道を歩くこと約15分、突然場違いな大岩が現れた。案内板も何もないけれどこれがその「こんにゃく岩」なのだろう。元の道を戻る。ツツジがきれいだ。真っ赤な花をつけた木はハナモモ。この木の持ち主の農家の方に畑を案内され、のびる、のらぼう菜、ほうれん草を購入した。

 

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    こんにゃく岩            ツツジ               ハナモモ

face11. 2020.3.26  奥多摩丘陵西部 ー 三方山、辛垣(からかい)城跡

青梅丘陵ハイキングコースの後半。宮ノ平から三方山、雷電山を経由して軍畑へ。コース前半とは異なり急勾配の狭いところが多いトレイル。戦国時代の三田氏の居城という辛垣城址への登りはきつい。狭い山城であり水の便も悪そうで守るのが困難だったのであろう、北条氏により落城し三田氏滅亡となったという。

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今回のコースでただ一ヶ所展望がきいた場所から御岳、大岳山方面を撮影。観察する場所によって山々の位置関係が微妙に変化するのが興味深い。この写真を国土地理院の3D地図と比較した(V7)。

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face10 2020.3.20  大岳山

 御岳ケーブル駅を8時に歩き始め、御岳山、長尾平展望台、奥の院では青梅方面の写真を撮り山の重なりがどのようになっているかを観察した。また、奥の院山頂から見る大岳山の形は「おっぱい型」であった。(写真と山の説明はV2〜V5)鍋割山を経由して大岳山荘へ。この山荘が朝日を我が家に反射した「星」の場所(右下写真)。山荘は荒廃していてそこからの東方向の絶景は見ることができないのが残念。ここから大岳山頂への登りはきついと同時に岩場が続く面白さもある。ハイカーが多い。山頂着12時。富士をバックに記念写真。目の前の御前山は51年前に恩師や研究室の仲間と一緒に登った山だ。(帰宅してから西〜南側の写真を広域地図と比較解析して峰々の同定を実施した。推理とロマンに満ちた楽しい作業であった。)北〜東方向は展望が利かず残念。
 大岳山頂から岩場を山荘まで降りた時に大腿に「つり」を感じた。意を決して馬頭刈尾根へ。急斜面上の細い道。白倉分岐からの降りは急斜面のジグザグが長い。恐れていた脚のつりがしばしば起きる。このコースはハイカー皆無。白倉停留所5時着。運よくすぐバスが来て五日市駅へ。今日は天候が最高で御岳あたりと青梅を結ぶ峰々の位置関係がはっきりし、大岳山からの展望も良く満足できる1日であった。
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 大岳山山頂、富士山をバックに    御岳山付近から東方向を展望 

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拡大写真と地図

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            朝日を反射する大岳山荘の光点(2020.3.19 6:16自宅)    大岳山荘と富士山

face9 2020.3.19   青梅から日向和田丘陵

我が家から真西方向にある丘を日向和田へウォーキング。そこの丘から青梅に向けて撮影。

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face8 2020.3.11   肝要の谷、養沢の谷のドライブ

我が家から見える尾根に隠れた二つの谷をドライブで訪ねた。一つ目は三室山から西南に伸びる尾根の向こう側にある「肝要の里とつるつる温泉」の谷。31号線からこの静かな谷に入り、林道を登りきると日の出山の尾根に着く。ここは今年の1月14日に歩いた尾根道。林道を戻る途中にある、「三ツ沢の森展望台」に登る。眼下に「つるつる温泉」とそこから伸びる「肝要の谷」さらに遠く東京の街を遠望する(右写真およびV17、V18)。ヤマザクラが五分咲きで美しい(下左写真)。南へ移動して五日市の街から養沢の谷へ。この谷の奥までドライブした。ここは、大岳山、御岳山、日の出山の三山に囲まれた谷底に当たる。帰り道沿いで熱心に花の写真を撮っている人がいる。花は「フサザクラ房桜」(下右写真および#4)。普通の桜とは関係ない種類だそうだが初めて見る花で珍しい。
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       ヤマザクラ                 フサザクラ

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              肝要、つるつる温泉の谷と東京の遠望

face7.2020. 3. 9   青梅丘陵東部 ー 青梅から宮ノ平

 今回は青梅の北側の丘陵のハイキングコース。青梅駅付近からの坂道を登って鉄道公園へ。そこから西に伸びるコースはよく整備されていて車椅子でも楽しめるだろう。金刀比羅神社から西に大岳山とそこから伸びる馬頭刈尾根がよく見える。(写真はV9)。帰宅してから地図と写真を組み合わせて峰の同定を試みた)。尾根道を快適に歩いていくが展望はきかない。しばらく行ったところにコースから外れた小高いところがあり、そこから青梅市街地とかんぽの宿、そして我が家を望むことができた(右写真およびV12)。多摩川挟んで南の丘陵を双眼鏡で観察して1月に行った赤ぼっこらしい場所を認めたが天狗岩はわからなかった。南の丘陵から見た青梅丘陵の写真が#4のハイキングの欄にある。1時間あまり歩いた後コースを後にして山道を下り宮ノ平駅へ。ふもとで紅こぶしの花とユキヤナギの花を見つけた(下写真および#3と#5)。夕方満月がきれいだった。
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face6.2020. 2. 28  アタゴ尾根から三室山、梅の木林道

 新型コロナウィルス感染が拡大している。ここ奥多摩の自然は汚染されていないだろう。今日は、北側から三室山山頂に登りそこから南東に伸びている尾根に沿って歩こう。
青梅線の二俣尾駅を10時半に降り奥多摩橋を対岸へ。奥多摩橋から眺めたアタゴ尾根が右の写真。送電鉄塔は我が家から見えるものである。山麓の愛宕神社に詣で山道に入る。四国88箇所を模した番号付きの石仏が時々現れる。上から一人の女性ハイカーが降りて来た。登山道がわからなくなって戻って来たと。地図を検討し間違いないと説明。登山を続けて、88番の最後の石仏を見てさらに登ったところに現れた送電線の鉄塔は我が家から見えるものの一つだ。尾根道を歩き愛宕山山頂の神社に参拝。三室山山頂(646.7m)に。茂った木々のために展望はよくない。おにぎりを食べ終わった頃さっきのハイカーが到着。私は大きな岩が続くところを降りてハイキング道に。そこから下の方に「梅の木林道」が見える。木に結んだ赤い布を見つけそれを頼りに藪の中を林道に降りることができた。ハイキングコースではないので人は通らない・・突然マウンテンバイクの男性が登って来たのが唯一会った人だ。木々が厚く展望はほとんど効かないが、1箇所で西側間近に麻生山と麓の家を見る(写真はV16)。この林道は尾根の南西側にあるが、尾根の上に登れば東の展望が効いたかもしれない。およそ2時間歩いて自動車道路へ。梅ヶ谷峠を超えたところでトンネル工事を見る。山向こうの胆要の里に達するもので開通にあと5年を要するとのこと。

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face5.2020. 2.5  和田愛宕山

 1月4日のハイキングで、青梅の南側の長淵丘陵の尾根からは我が家が別の丘の陰で見えないことがわかった。が、地図を眺めると丘陵西部からはギリギリ見えるのではないか。これを確かめようと丘陵西端の愛宕山を目指した。
11時、和田町から谷沿いに登っていく。尾根に出ると分かれ道。左は先日歩いた赤ボッコの方で、右を指す道標には愛宕山で行止り、とある。15分ほど歩いて山頂に着く。茂みの間から東青梅のアンテナ塔が見えて地図の推理が正しかった、と思ったが我が家そのものを確認はできなかった(写真はV13)。山頂から西側は急斜面が降りていて「梅ヶ谷」と書いた小さな道標がある(右写真)ので降りて見たが道がはっきりしない。断念して山頂に戻るとハイカーが一人来ていた。元の道を戻り短いハイキングを終えた。

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face4.2020.1.25  畑中丘陵から日の出町へ

 南の丘陵の北側部分から青梅と御岳方面を観察したいと、畑中からジグザグ道を登る。尾根道を西に行くと斜面の木が大きく伐採されたところがあり畑中・多摩川付近が一望できる(右写真、拡大写真と山の名前はV10)。おにぎりが美味しい。展望は良いけれど、大雨などで災害にならないかと心配になる。2万5千分の1の地図で365mの三角点付近から降りるつもりが行けども行けども降りる様子がない。人が全くいない。時々何かが滑ったような跡がある。人間ではない、とするとクマ?現れた道標を見てびっくり。1月4日のハイキングで通った馬引沢峠だ。数組のハイカーに会った。勝手知ったる道を赤ボッコの方へ。赤ボッコには行かず、「日の出町へ」と道標にある道を進む。この道は西の方に通じていると思いながら進みふもとに出た。神社があるがどこかわからない。地図やiPhoneのマップを検討してまたもやびっくり。思っていたのと全く違う南方に来ていた。自動車道路は秋川街道で、バスの便はない。ここから舗装道路を北上。二ツ塚峠を超えて青梅に戻った。小さな丘陵と油断をして2回も迷ったことを反省した。

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face3.2020. 1.14  吉野梅郷から三室、日の出を超えて御岳まで縦走

 青梅線の日向和田駅を10時40分に立って神代橋を渡り吉野梅郷へ。ここの梅林は有名ということだがまだ開花していない。公園の先の登山道はかなりの急勾配。11時に琴平神社の祠で初詣。ここからの展望は素晴らしく、かんぽの宿の白い建物がすぐ識別できた(右写真)。少し早いランチを済ませさらに登り送電鉄塔へ。何組かのハイカーに会う。三室山は山頂を避けて回り道を進む。梅の木峠で広い林道に出る。オートバイを停めた男性がタバコを吹かしている。「つるつる温泉」から林道を登って来たとのこと。麻生山と思われる山と付近の送電鉄塔を観察できたのは良かった(下左写真)。さらに長い尾根道を上がったり下がったり。日の出山の登りは少しきつい(下右写真)。山頂付近は石垣がありまるで城を登るよう。2時に山頂に立った。東側の景色が素晴らしい。「かんぽの宿」もすぐわかった。西側は木が多く展望は効かないが奥の院と御岳山の建物群がよく見える(写真はV6)。大岳山方面はわかりにくい。御岳の方向に急ぐ。御岳山頂の旅館などの建物を歩きようやくケーブルカー駅に3時に到着Asoyama hinode

三室山中腹の金刀比羅神社から東方を見る
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face2.2020. 1.7  駒木丘陵 ー 駒木野神社奥の院

 近くの丘陵の上から我が家を見てみたいと南にある駒木野神社へ。階段を登り神社本殿にお参りした後右手の山道を登る。道とは言えないほど細く急勾配だが踏み跡があるのでどんどん上がって行く。木々の間からかんぽの宿の建物とその向こうの我が家が見えた。山頂といえるところに小さな祠がある。地図では来た道と反対側に道が続いていて駒木の隣の畑中に出るようになっているが、枯れ草が積もっていて踏み跡がわからない。進むことを断念して戻る。

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face1.2020. 1.4  長淵丘陵 ー 赤ボッコ、天狗岩へ

 大岳山方面の登山は後回しにして、南に見える丘陵を登ることにした。昭文社の山と高原地図「奥多摩」によって、長淵の天祖神社から登山を始める(11時20分)。このコースは高低差が少なく道も広く歩きやすい。左手の斜面に広がる墓地公園を見てさらに進み「二ツ塚峠」へ。二ツ塚の名前の由来を説明板を見る。さらに進み馬引沢峠へ。このコースは道標も多くてわかりやすい。それによると北に降りる道が色々あるようだ。馬引沢峠から左側の谷の下に大きな工場があってコース沿いにフェンスが続いている。説明板によると廃棄物の最終処分場である。臭いもなく優れた工場だと思う。道標に従い赤ボッコの山頂に着いた(1時半)。素晴らしい景色だ。青梅の街、西武ドーム、新宿副都心のビル、それに東京スカイツリーまではっきりと見える。しかし我が家の方面は丘陵の陰になって見えないのが残念。西側は多摩川にかかる橋や川に沿った街並みが見え地図と比較する。まだ地名が頭に入っていないのでよくわからない。大岳山、御岳山方面が我が家とは少し違った角度で見ることができた。その写真はこのページのV8で、御岳奥の院の尖った山が日の出山の左に写っている。赤ぼっこを降りて、天狗岩へ。天狗岩の周辺はその名の通りの岩だらけで、岩の上から眼下に多摩川を見る。さあ、どのように帰ろうか?和田町方面への道標を見て迷う。今回は馬引沢峠へ戻り、そこから谷沿いの広い道を急ぐ。バス道路着3時10分。

赤ぼっこ山頂から都心方向
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