2019年12月、青梅に住み始めて豊かな自然を楽しんでいる。

  立冬

  2024.11.8 

空に拡がる羊雲に見惚れて撮影した。昨日が立冬。急に寒くなった。今朝は4℃。昨日、富士山が冠雪したが、史上最も遅い初冠雪ということだ。木々の紅葉は始まったばかり。きれいに色づくのは一ヶ月先の12月中旬であろう。

  夕焼け

  2024.10.11  青梅市から大岳山を望む
9月に入っても続いた史上最長の猛暑が9月20日ごろに急に収まった。秋雨前線が南下したためで、気温が急激に低下して雨の日が続いた。その前線もさらに南下したためか、10月10日ごろから好天となった。夕焼け雲をバックに黒い雲が描く模様が絵画のように美しい。

  盛夏 ー 多摩川の河原(釜の淵公園)

  2024.8.11  青梅市駒木町

  タマムシ - 昨年から虫などの生物が激減している!

  2024. 7.17  青梅市滝ノ上


ベランダの床にタマムシがいる。独特の金属光沢が美しい。

ところで、我が家のベランダには夏になると色々な小型生物が現れるのに、昨年あたりから激減した。例えば、蚊。蚊取り線香が不要になった。小さな蛾、トビケラ、カゲロウ、テントウムシなどが窓ガラスや網戸に集まっていたのに、この夏は非常に少ない。そういえば、初夏にいつも登ってきていたアマガエルも全く見ていない。

これは異変だ。猛暑など気候変動の影響かもしれない。虫やカエルの次はヒトに影響が出るのではないか。これまで以上に自然を注意深く観察しよう。

    ベランダの床でもがいている

ひっくり返した

  シクラメンに出現した八重の花!

  2024.4.15 東京都青梅市・滝ノ上町 
昨年末に園芸店で購入したシクラメン。元気に赤い花を立ち上げている。あれ?異様に大きく豪華な八重の花があるぞ。2輪も。あらためて数えると、普通の花が5弁なのに、この花は20弁以上で頭が重すぎて茎ごと垂れ下がっている。日持ちが普通の花より良いようにも思う。突然変異で出現したのだろうが、同じ株の中で5弁と八重が混在するのが不思議だなあ。

  イソヒヨドリ

  2024.2.6 東京都青梅市・滝ノ上町 
雪が降り止んだ翌朝、ベランダに小鳥が来た。鳥のサイトで調べるとイソヒヨドリ(礒鵯)のオスらしいが、サイトの写真に比べてこの個体は肥えて丸っこい。海岸の礒によく見られるのが名前の由来ということで、海から遠いこの地に冒険をしにきたか?周囲を観察したり、カメラを構える人間を凝視したり。

  積雪

  2024.2.5 東京都青梅市・釜の淵公園 

14:30 降り始めて4時間経った

17:00 激しく降り続いている

20:45 小降りになった

  雲・川面の光

  2023.12.20 滝ノ上町 

大岳山から青空に伸びる。スジが重なってつくる模様が美しい。空気が波のように変化してそれに沿って雲も波状になるのだろう。 

 夕陽に映える。帯と帯の間隔が広がって、その根本は厚みのある塊のように見える。大空のキャンパスでも狭いと言わんばかりの勢いだ。

多摩川の川面で踊る光 ー 見ていると、つぎつぎ主役・脇役が姿を替えて変化していく様が面白い。 

  彩雲

  2023.12.14 14:45    滝ノ上町 

太陽の左(南)側 

 太陽(イラスト)

太陽の右(北)側 
太陽の左と右に現れた彩雲。

彩雲は、「瑞兆」つまり、良いことが起こる前触れ、と言われている!楽しみにしていよう。

  釜の淵公園の紅葉

  2023.12.11 東京都青梅市・釜の淵公園 
2023年の夏は猛暑だった。そのせいで季節がずれたのか、紅葉が12月中旬まで鮮やかだ。

  巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華(まんじゅしゃげ=彼岸花)公園・日和田山

  2023.10.3 埼玉県日高市・巾着田 
巾着田・曼珠沙華公園 - 500万本の曼珠沙華(彼岸花)、遠方の山はこのあと登る日和田山
日和田山登山 


日和田山の岩山登山は楽しい 

山頂近くの金刀比羅神社から眼下の巾着田を望む。円形の外周の林の中に高麗川が流れ曼珠沙華公園がある。 
 後方に新武蔵丘ゴルフコース、左手地平線に西武ドーム 

  ツマグロヒョウモン 

  2023. 9. 30 日の出町玉の内を散策中に撮影   
  

恋の乱舞
メス  羽の端に黒白の模様が目立つ
  オス

  岩井堂でカモシカと鉢合わせ

  2023. 4. 25 埼玉県飯能市岩渕
  
 岩井堂 左手の谷の真下に成木川。右手の崖を登る。
  

 鉢合わせしたニホンカモシカ
  
最近の私の趣味は、近くの里山を地理院の地図を頼りに毎回新しい道を歩くことだ。一昨日、青梅市の茶畑の広がるところから里山を10km歩いて飯能市側の崖の中腹にある「岩井観音堂」に行った。昔、ここの観音像が大雨で川に落ちて浅草まで流され、そこで拾われて浅草寺が創建されたと言われている由緒あるお堂である。
岩井観音堂からさらに切り立った崖道を登って、人ひとり通るのがやっとという細い岩の道で、ふと見上げるとニホンカモシカが道を塞いでこちらを見ている。目の前数メートル。すれ違うのは無理だろうが、やっと登った鎖場を引き返したくない。ニホンカモシカは穏やかな性格らしく、じっと我が方を観察している。攻撃性は感じられないが、ツノが生えているのでちょっと怖い。慌ててはいけないと呼吸を整えて写真を撮ってから、静かににらめっこして、どいてくれないかと、話しかけたら、直後に写真左の岩の急斜面を駆け降りていった。写真では、優しそうな目をしています。ニホンカモシカって鹿の仲間ではなく牛や羊の仲間だそうだ。

岩井堂の観音像が川で流れて浅草で拾われた、という言い伝えについて、観音像がどのような川を通って浅草にたどり着いたのか気になった。岩井堂は埼玉ー東京の県都境界のわずかに埼玉県側にあり、その真下に流れるのが成木川。現在の河川図(図3)を見ると、成木川に落ちた観音像は、成木川ー入間川ー荒川ー隅田川を通って浅草にたどり着いたように見える。
  
  
しかし岩井堂にある説明板によると、大暴風雨で堂とともに観音像が成木川に落ちたのは西暦532年の継体天皇の御代という。今から1500年前のことである。(日本への仏教公伝は「ココニ」552年あるいは538年とされているから、公伝以前にここ武蔵に伝わっていたとはすごい)そのような古い時代に、川がどのように流れていたかはわからない。 江戸初期に徳川家康の命により、荒川と利根川の水路変更という大工事が行われた。図1が改修前、図2・3が改修後。 改修前では、入間川は「利根川」に合流して東京湾へ。この場合、観音像は成木川ー入間川ー利根川ー隅田川を通って浅草についたのだろう。「荒川」は通っていない。 改修後は、荒川はその流路が西に移され入間川の下流はそこに合流。また、利根川の本流は東の常磐川に移動した(荒川の西遷、利根川の東遷)。こうした工事で、江戸を水害から守ったのだ。私たちは過去に優れた政府を持って幸せだ。(地図は、荒川の開発史を借用しました。利根川の東遷についても詳しい解説がある。)

  たなびく雲(秋分の日)

  2022. 9. 23 青梅市滝ノ上   小さな台風が近づいている。
  

  盛夏の河原

  2022. 8. 11  青梅市滝ノ上   
  

  青梅花火

  2022. 8. 6 青梅市滝ノ上   
  

  満開の桜

  2022. 3. 30 6:40 青梅市滝ノ上   
  

  紅葉

  2021. 11. 10 青梅市滝ノ上   
  
foliage

  朝の虹は西の空

  2021. 8. 16 青梅市滝ノ上   

5:54  朝の虹 (青梅・釜の淵公園と多摩川、遠方は奥多摩の山々で正面は大岳山)

同じ虹を柳淵橋の公園側から
6:01 虹の左の裾は林の手前に 見える。ここから林までは250mだから虹までの距離は250mより近いということだ。
4赤橙黄緑青藍紫の七色が識別できる。紫の下にうっすらと明るい帯が見える。これはなんだろう?もしかしたら[目に見えない]近紫外線域の帯がカメラの感光体に捉えられたものが見えているのだろうか?? 虹の円弧の外、つまり赤の外側は円弧の内側に比べて暗いのがよくわかる(アレキサンダーの暗帯)。

  夕方の虹は東の空

  2021. 7. 11 青梅市滝ノ上   
117:23 夕方の虹 多摩川と釜の淵公園
217:31 同じ虹を別の場所から
3
4

  アマガエル

  2021. 7.27 青梅市滝ノ上

この季節になると地上7階の我が家までアマガエルが現れる。アマガエルは英語のtreefrogと同じ種で、名前の通り高いところを好むようだ。これは鉢の色に合わせてまだらの褐色。夕方、多分同じ個体が建物の反対側にいた。ヒトの生活圏が好きなのだろうか。


10:29 浅底の鉢で水浴中

10:33 壁を登り始めた

16:28 建物の反対側の階段上

  多摩川の河原に咲く花

  2021. 5.3 青梅市滝ノ上   
5
アヤメ
4
キショウブ(アヤメ科)
1
ユウゲショウ 夕化粧の意とか
2
オニタビラコ(鬼田平子)ホトケノザの仲間らしい
3
ハイノキ科のサワフタギと思われる。日本の木では 珍しく青い実をつけるというので、秋にまた見に来よう。

  トビケラ

  2021. 5. 2 青梅市滝ノ上   
  
1 2
   体長 30mm                体長 12mm
5月に入るとベランダ向きのガラス戸に虫が集まる。

この2匹、トビケラらしい。大きさはだいぶ違うけれど形はよく似ている。ウェブサイトには、トビケラを専門に扱うページも多くちょっとびっくり。 京都府のトビケラ  トビケラ入門 トビケラのページ

これらのページの主役は幼虫で、成虫の 写真が少なく、我が家に来る2匹の詳しい種名はわからなかった。

水質がきれいな河川に住む水中生物で、種類が多く、 日本で1000種、世界で14000種が知られていて新種 の発見も相次いでいるとのことだ。

網戸やガラス戸にとまった2匹はじ〜として動かない。 戸を動かしたり揺すったりしても飛び立つことはない。 もう生命の役割をほぼ終えて、昔の水中生活を懐かし んでいるのかもしれない。

  高積雲(羊雲)の夕焼け

  2020.11.6 青梅市滝ノ上   
夕焼け(午後4時27分)
夕焼け(午後4時50分)
夕焼け(午後4時51分)

  蛇

  2020.7. 27 青梅市駒木 釜の淵公園   
  
2
蛇の見分け方は難しい!目の上が出っ張っているからシマヘビかな?

  多摩川の川面を移動する霧

  2020 7.26 青梅市滝ノ上   
fog午後4時50分
fog午後5時10分

  ドクダミに八重の花が

  2020 6.7 青梅市   
  
3
これが普通の花の形。花弁(のように見えるホウ)は4枚。

ドクダミの花は子供の頃から馴染み深いが、八重の花があるとは知らなかった。

一般に「八重咲き」というのは突然変異で出現し、雄しべや雌しべが花びらに変形したもののようだ。

子供の頃、擦り傷をつくった時などドクダミの汁をなすりつけるようなことをした思い出がある。ドクダミの焼酎などにつけてチンキを作る方もおられるようだ。機会があればつくってみよう。

2八重のドクダミ
5
これは5枚のホウを持つドクダミ。

  トンビとカラスの空中戦

  2020.5.28   青梅市滝ノ上  ー トンビとカラスは仲が悪い。それには深〜いわけがあるらしい・・・ 
  
1悠々と飛んでいたトンビ 山は麻生山(左)と大岳山(右)トンビが木陰のカラスにちょっかいを出した・・・
2敢然と襲いかかるカラス・・・ トンビ「じょ、冗談だってば・・」
3
トンビ「おい、やめろよ、やめろよ・・」
4カラス「まだ参ってないな・・・」

5カラス「これでもか!」 トンビ「コリャかなわん」
6
トンビ・カラス「今日のところはこれで。また会おう・・」
(トンビとカラスの因縁話)
  昔々、トンビは染物屋をやっていて鳥たちに美しい柄を色付けしてやっていた。カラスが自分もおしゃれをしたいと、トンビのところに色付けを頼みにきた。 その時トンビはどうしたことか染料を間違えてカラスを真っ黒に色付けしてしまった。英語でもクローと呼ばれる始末。 怒ったカラスは、それ以来トンビに出会うと「どうしてくれるんだ!」と襲いかかるんだとさ。

  ヘビトンボ

  2020 5.19 青梅市滝ノ上   
  
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朝目をさましたら寝室の壁に何やら不気味な生き物が・・・昆虫のようだが、見たことがない。危険はないか?手元のスマホで撮影して名前を調べた。英語でChauliades (Fishfly)、日本語で「ヘビトンボ」。危険がないらしいとがわかり、空の豆腐の容器と紙を使って御用!

ウィキペディアによると、ヘビトンボ目・ヘビトンボ科の昆虫で、噛み付く習性が名前の由来とか。食いつかれなくてよかった。

幼虫はきれいな河川の上流に生息する。清冽な水質の指標生物の一つである、との記事は注目される。

  源平咲きの桜???

  2020 3.17 青梅市千ヶ瀬   
  
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「源平咲き」とは、同じ株の木の花に赤と白の2色が咲くものを言い、梅や桃で見られるが源平咲きの桜は無い、とされている。
4月16日(左の写真)近所の家に咲いているこの八重桜、濃い紅色と白の花が同じ株に咲いている!奇妙なのは、白花は大輪の八重桜である一方、赤花は 小さく未熟であることだ。しばらく観察を続けよう。

4月24日(右の写真)   9日間で、濃い赤色の花が開くと薄ピンクの八重桜になることがわかった。この色の変化は面白く不思議だ。「源平咲き」ではない。

  源平咲きの梅

  2020.4.6 日の出町   
  
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日の出町の勝峰山(かつぼやま)を登った後ふもとの民家の庭先に咲いていた。花が丸いからこれは梅の花の源平咲だ。カメラを構えていたら、何人かの 小学生が自転車でそばを通り過ぎていき、そのうちの一人の女の子が大声で私に「こんにちは〜」と。

  ニリンソウ

  2020 4.5 青梅市駒木   
  
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青梅・釜の淵公園に咲く可憐な花(写真下左)。Google Cameraで調べたらニリンソウらしい。確かに一本の茎に2本の花が咲く。葉には麩が入っていることからもイチリンソウとは区別できるのだな。 もう少しサイトの情報を読むと、疑問??が出てくる。まず花弁だと思っていたのは 萼片(がくへん)だという。その萼片の数は5枚とある。最初の写真の萼片は6枚だ。
公園に取って返してあちこち回るが今度は6枚の花が見つからない。見たのは5枚の (3枚目の写真)ものでこれがここでは「主流」であるようだ。別のサイトでは、萼片の数は5〜6枚、 とあり6枚のものの写真もある。5枚のと6枚のものでは萼片の形も違うようだ。            萼片7枚のものもあった!(4枚目の写真)
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  源平咲きのモモ

  2020 3. 青梅市駒木   あれ!同じ木に赤い花と白い花が・・・
  
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青梅市・駒木町の家の庭先に咲いていた木。白い花に混じって赤い花が。誰かがいたずらして 着色したわけでもなさそうだけど、きれいだ。調べてみると、「源平咲き」と呼ばれ、梅、 桃、椿などに見られるという。同じ株の花だからDNAの変異(突然変異)ではないと思われ 不思議だ。同じ枝に赤と白が同居したり一つの花に赤の花弁と白の花弁が同居している。文献 によると、もともと赤い花を咲かせる株で赤い色素を作る酵素に異常がある細胞が生じて混在 (キメラと呼ばれる)するためで、その証拠にこの株から取ったタネからは源平咲きの株は 得られず、赤か白かどちらか単色の花が咲く株になるということだ。生物の多様な仕組みに 考えさせられた。ところでこの花は何? 下と同じでハナモモと思われる。

  ハナモモ

  2020 3.17 青梅市駒木   
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hanamomo
ume

  釜の淵公園の桜

  2020 3.25 青梅市駒木   
  
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  ジンチョウゲ沈丁花(左)とミツマタ三椏(右)

  2020 3.19   青梅市千ヶ瀬
  
mitsumata
カメラを持って春の花を探しに近所をぶらぶら。千ヶ瀬のある庭に咲いている花の名前をその家の方に質問したところ、名前を教えてくれたうえハサミで切ってくれた。家に持ち帰りこうして飾って楽しんで見た。 ジンチョウゲは香りが心地よい。ミツマタは和紙の原料になると知っていたがこのような花であるとは知らなかった。この二つはどちらもジンチョウゲ科の植物だそうだ。 二人の美女の撮影にレンズを換えたり自分なりに苦労した結果これが一番気に入った。遠景は奥多摩の大岳山、麻生山、日の出山、三室山で近景の林は青梅の釜の淵公園である。

  ゴジラのラジオ体操

  2020 3.17 青梅市成木四丁目   
  
kuwa
これはなんだ?ゴジラのラジオ体操か?前衛芸術か?
青梅の北、成木地区は丘の谷間に広がる静かな散村。成木小学校から安楽寺をまわるウォーキングに行った。午後4時過ぎごろ、夕日のなかに現れたこの景色に見とれてしまった。一瞬なんだかわからない。子供の頃あちこちで見られた風景だったような気がする。そうだこれは「桑」だ!

  カタクリ   片栗

  2020. 3. 15 および 4.9  青梅市長淵8丁目 天祖神社
  
katakuri
2-409
katakuri
近くにカタクリの自生地があると聞いて訪れた。時期は少し早いと思ったが暖かい日が続いたのでもしやと期待した。自生地は急斜面で石垣の上。舗装道路から望遠レンズでの撮影となった。薄紫の花弁が可愛い。左が3.15撮影で花弁が後ろに反り返ったものが見られなかった。右が4.9撮影。

アメリカの自然公園を歩いているとき見つけた黄色のカタクリが左写真である。ニューヨーク州、Teatown Lake Reservtion (2018.4.28)

  紅辛夷 ベニコブシ (Magnolia kobus)

  2020.3.9 青梅市千ヶ瀬町
  
benikobushi

  房桜 フサザクラ (Euptelea polyandra)

  2020.3.11 あきる野市養沢 201号線沿い   
  
fusa
西多摩の山中の道路脇で熱心に木にカメラを向けておられる方を見て私も観察の仲間に入れていただいた。なんとも変わった花で、名前のフサザクラも初めて耳にする。咲いていたところは渓流の岸の傾斜地。赤い房がたくさんついていてさわると花粉が飛ぶ。

桜とは全く無関係の種類で、早春に赤く華やかに桜に見立てたのだろ。一属一種で古代植物の一つという。

  フサアカシア(ミモザアカシア)

  2020.3.7 青梅市新町七丁目   ミモザとアカシアの関係は?
  
mimosa
2
ミモザとアカシアの名前の状況はなかなか複雑だ。ウィキペディアによるとアカシアは種類が多いということで、今回見た花は、フサアカシアかギンヨウアカシアのどちらかのようだ。 ミモザというのはネムノキ一般の植物を指す。一方、フランスのミモザ祭では「フサアカシア」を指す場合があり、イタリアでは3月8日、つまり明日、は「ミモザの日」で男性が女性にミモザの花を贈る習慣がある。そういう外国の習慣を真似するのが好きな日本でも最近流行っているそうだ。では、と近くの花屋に行って尋ねたが置いていない。「青梅でミモザの日を知っているなんて珍しいです」と言われて変な気分になった。 「アカシア」の名前は子供の頃から知っているし、アカシアの並木も普通にあったと思う。花は確か白かった。そうだ、歌謡曲「アカシアの雨がやむとき」は西田佐知子のヒット曲(1960年)だ。その頃テレビか何かで、日本で普通アカシアと呼ばれる木は実はアカシアではなく「ニセアカシア」だという解説する人がいて、せっかくの名曲にケチがついたような気がした。そのニセアカシアはハリエンジュ針槐という立派な名前がある。 西田佐知子の歌の歌詞には花の字がないので花が咲いていたかどうかわからない。が、「アカシアの雨」というのはアカシア(実はニセアカシア)の花が降りそそぐ様という説を聞いたことがあるが、ニセアカシアの花は実際そのように散るのだろうか?ウィキペディアによると「この歌詞は芹沢光治良の『巴里に死す』という小説をモチーフにして書いたもの」という。とすると、パリのアカシアはミモザだろうかハリエンジュだろうか?ああややこしい! 石原裕次郎の「赤いハンカチ」の歌詞は「アカシヤの花の下で〜」から始まる。北原白秋の「この道」にも「このみちはいつか来た道 ああそうだよ あかしあの花が咲いてる」とある。どれもミモザとは無関係で、日本で馴染み深いハリエンジュのことなのだろう。

  ロウバイ 蝋梅

  2020.1.25 青梅市畑中一丁目   1月末のこの時期には貴重な華やかさだ。