ひのでやま・こんぴらおね
東京・日の出町、あきる野市
わが家から奥多摩の3っつの尾根が見える(下図)。一番奥が大岳山を主峰とする馬頭刈(まずかり)尾根。その手前が日の出山を主峰とする金毘羅尾根、そして一番手前が三室山を主峰とする三室(みつむろ)尾根。 ひと月半続いた「外出自粛」が解除されたので、金毘羅尾根を日の出山から麻生山を経由して武蔵五日市駅まで歩いた。
日の出山の素晴らしい眺望の写真を基に山座同定を実施した。
目の前に見える御岳山の右に見える山塊が難しい。鷹ノ巣山と雲取山が重なっているが、図のように同定した。都県境尾根のうち、三ツドッケの三峰、蕎麦粒山の三角峰がきれいに見える。 写真の下に示した数字は真北からの方位である(右上図)。
都心方面は霞んでスカイツリーは識別できない。真北から124°の勝峰山(かつぼやま)とそれに連なる梵天、白岩がよくわかる。麻生山が切り立った形でそびえていて、いつも見慣れた双峰のなだらかな形と全く違っていて別の山と見違えてしまいそうだ。送電塔のCは新秩父線、Tは新所沢線。五日市の南側の山塊の同定は今回初めて試みたもので自信がない。その後方の高尾、景信、陣場は多峯主山(とうのすやま)からの眺望と位置関係が違って見える。大山、丹沢、大室山はわかりやすいランドマークだ。馬頭刈(まずかり)尾根が明瞭に眺望できたのはよかった。ここからの大岳山もいつも見る形と違っているし大岳山荘も見えない。これは、大岳山の手前に上高岩山と春岩山があるためで大岳山はそれらの後ろ側にある。