ラジオやテレビの電波をアンテナから発信するためには、100kHz~1000kHzあるいはそれ以上の高周波の交流が必要である。20世紀初めはこれを高速の「高周波発電機」で得ていた。一方、高周波振動は、コイル(L)とコンデンサー(C)を含むLC回路で得ることができる。

1)実験


Fig.1 実験の回路図

Fig.2 実験の実体図(1)
鰐口クリップ付きリード線とスイッチを使用

Fig. 3 実験の実体図(2)
ブレッドボードを使用
使用したもの
  • オシロスコープ 
    (BK Precision 2522 20MHz Digital Storage Osciloscope)マニュアル
  • コンデンサー(100pF)
  • インダクター(100 mH)
  • スイッチ(ON-OFF型)
  • 乾電池(単1、1.5V)とケース
  • 鰐口クリップ付きリード線
  • ブレッドボード

  • Fig.4 実験のステップを示すアニメ

    Fig.5  

    2)教科書に記載の方法について

    この実験に関する以下の2つの教科書の方法に従って実施するとしばしばきれいな結果が得られない。
    これは、スイッチを切り替えるときに放電が起こるためと思われる。
      Fig, 6
      Fig.7
      Fig.8  

    まとめ

    教科書記載の配線を改良したことによりほぼ確実にきれいなシグナルが得られるようになった。

    参考文献