1)クインケ管
![](images-11/11-5-1_QuinckeTextbook.jpg)
Fig.1 クインケ管の説明(啓林館 物理I)
![](images-11/11-5-2_Quinck'sTubeWaves.jpg)
Fig.2 音波の干渉
A:スピーカーからマイクロフォンまでの二つの経路の距離が
等しい時は、マイクロフォンの位置で音波は強め合う(constructive)。
B:一方の経路の長さが半波長(λ/2)長くなるとマイクロフォンの位置で音波は打ち消し合う(destructive)。
C:さらに半波長(λ/2)長くなるとマイクロフォンの位置で音波は強め合う。
半波長(λ/2)長くなる毎に以上が繰り返される。
2)クインケ管の製作
![](images-11/11-5-3_RedTrombone.jpg)
Fig.3 硬質樹脂製の壊れたトロンボーン
(eBayで購入 $48.67)
![](images-11/11-5-4_MiniSpeaker.jpg)
Fig.4 ミニスピーカー(1/2" 4Ω)
![](images-11/11-5-5_Adhesive.jpg)
Fig.5 接着剤
(J-B Kwik)
![](images-11/11-5-6_PVCTubing.jpg)
Fig.6 PVCチューブ(管の接続用)
![](images-11/11-5-7_OscillatorAmp.jpg)
Fig.7 低周波発信器とアンプ
(BGW Studio 100 Professional Power Ampilier)
![](images-11/11-5-8_Quincke-Trombone.jpg)
Fig.8
トロンボーンの改造計画
![](images-11/11-5-9_Quincke-3.jpg)
Fig.9 改造が終了しスピーカーを取り付けた
![](images-11/11-5-10_Quincke-2.jpg)
Fig. 10
スライダーに目盛を入れた。
![](images-11/11-5-11_QuinckeSetUp.jpg)
Fig.11 上部の音の出口にマイクロフォンを設置。Vernier社のLabProをインターフェースとしてパソコンで解析する。ソフトウェアは、Vernier社のLoggerPro。
2)実験
Fig.12 スライダーを動かすにつれて干渉による音の強弱がはっきりと聞き取れる。
![](images-11/11-5-13_QuinckeAnalysis.jpg)
Fig.13 マイクロフォン、LabPrおよびLoggerProで音量とスライダーの移動距離の関係。音量が最も低い点の間の距離から音の周波数が3060Hzと求まった。
まとめ
音波の干渉のデモンストレーションとして活用できる。 (製作:2016年4月)
参考文献