Impression Reports on Science 科学関連感想文 | |||||
Welcome | Lab List |
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lc, t11, t12, ll |
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t12
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Genseki KOIZUMI 小泉 玄碩 (9-7-2017) |
漆原晃 |
私は今まで物理の公式などでわからないことがあってもほったらかしにしていました。振り子の法則などでなぜパイが公式についているのかのど何も考えずにテストのためにただ覚えていました。そして公式の意味など考えず問題の解法だけをただ暗記して数字を公式に当てはめるだけで作業的に物理と言うものを学び、基礎的な公式などをないがしろにしていました。その為、応用問題などに対応できませんでした。実際に物理と言うものは実学で、実験によって得られた結果で公式などが作られていて基礎的なF=maなどといった公式は覚えなければなりません。しかし物理と言うのは建物と同じで一つの基礎的な考えが次の考えの土台になり、発展していくことをこの本を通して知りました。この本では基礎的な根本概念に焦点を当てそれについて丁寧に説明し、そこからどのように発展した内容に応用していくかを説明していて、基礎が発展的な物理の考えを理解する上で最も重要だということに気づかせてくれました。 |
Aru Suzaki 須崎 在 (8-30-2017) |
望月 修 |
私がこの本を選んだ理由は、小さい頃からスポーツが好きで、どうやったらもっとスポーツにおいて、効率よくスマートに良い結果が出せるかについてとても興味があり、それを達成するためには物理的にスポーツを考えることが、有効な手段の一つだと分かったため、本の題名を見て、面白そうだとおもったからです。 |
Tomomi Ide 井手 友美 (8-30-2017) |
アインシュタイン インフェルト 石原 純(訳) |
私は、「物理学はいかに作られたか」を読みました。 この本では、物理がどのように現実とつながっているか、また、どのように物理の理論が構成されていったかを説明していました。私は、この本を読み、思ったこと、学んだことが三つあります。 |
Jonah Egashira 江頭 叙那 (8-14-2017) |
山本一成 松本徹三 |
私はこの夏人工知能に関する本や雑誌をたくさん読んだ。きっかけは「人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?」という本を読んだことである。著者である山本一成さんは将棋界最強と言われる将棋AIポナンザを開発した本人であり、ポナンザは電王戦と呼ばれるプロ棋士達と対戦するトーナメントで見事プロ棋士に圧勝した。これだけだと人工知能は単に一つの事柄に対してコンピュータのように膨大な計算をおこなって学習していくもののように感じるが、AIに関する様々な本を読んでその考えが変わった。 「AIが神になる日」(松本徹三)を読んで、これからの科学技術や人類の発展に人工知能が欠かせないと強く感じた。今まで科学というものは人間が持っている知恵を使い、仮説を立て、検証し、その正しさを証明することで発展してきた。そこには天才と言われた科学者のひらめきや豊かな知識が必要であったが、将来的に人工知能は膨大な量の論文を読み、「自己学習」という「膨大な量のメモリーの中から、一定の法則を見つけ出して、仮説の検証を繰り返す」能力によって、人工知能が科学する日もそう遠くはないという。ソニーコンピュータサイエンス研究所代表の北野宏明氏は「2050年までに、ノーベル賞級かそれ以上の科学的発見を行う人工知能を開発する」プロジェクトを始めているという。現在でも人工知能を企業の売上を伸ばすために活用している会社はたくさんある。しかし、時代が進めば人工知能が科学技術に革命を起こし、人類が人工知能に頼って生活する時代が必ず来ると私は思う。人間の脳に限界があるのに対し、優秀な人工知能がさらに人工知能を作れるようになったら、人間は自分たちよりも賢い存在に頼って生きていくのは不思議な事では無いと私は思う。 私が人工知能に興味を持ったのは、そのような科学技術の発展に欠かせないからという理由ともう一つある。それは人工知能が哲学的な問題に深く結びついてるからだ。例えば、人工知能によって完全に運転が自動化された自動車が運転者と歩行者がどちらか犠牲になる事故に遭遇した時、その自動車はどのような判断を下せばよいのかといったものである。また、感情や自我を持った人工知能が現れた時に、「人間とは何か」そして自分という存在について深く考えなければならない。つまり人工知能の研究というのは、理系の人間が人工知能を作ったから科学技術に応用すれば良いといった簡単なものではなく、文系と理系の枠を超えてAIの在り方や活用の仕方を熟考していかなければならないものなのだ。 今回、この読書感想文を書くにあたって「人工知能」というテーマは「科学」というものから少しそれてしまったような気がするが、将来人工知能が自ら科学する時代がかならず来ると信じて、このテーマについて書くことにした。人工知能は作った研究者本人でさえ、どのように賢くなったのかわからない、と語っている事が多く、その多くは謎に包まれている。だがそのすべてを解明できなくても、私達は人工知能との在り方と、どのようにして人類のために有益になるかを考えなくてはならないと思う。 |
Saori Shiba 芝 沙織 (8-9-2017) |
ウォルター・ルーウィン |
物理読書感想文 今回の夏休みに、私は「これが物理学だ ウォルター・ルーウィン著」を読んだ。私の住むマサチューセッツ州にある世界の中でも有名なMITの教授が書いたので、どういう物か気になったのでこの本を選んだ。 |
Shunsuke Takeda 武田 竣介 (8-7-2017) |
佐治治夫 |
「量子は、不確定性原理のゆりかごで、宇宙の夢をみる」を読んで |
Taiga Seri 瀬理 大我 (8-6-2017) |
長澤光晴 |
来年から12年生になるということで、慶応NY生として三度目の、そして最後の夏休みが始まった。最初の一、二週間ほどは、学校生活での疲れが抜けなかったので、日本の美食を堪能しながらただぼーっと過ごしていたのだが、流石にこれはまずいと思いまずは夏休みの宿題をなんとかしようと考えた。私は、実際に宿題に取り掛かるのが面倒だと思ってしまいがちで、いつも課された宿題の準備と整理から始めるのだが、今回の夏休みもその例外ではなかった。準備や整理といえば聞こえはいいが、要は参考書や読書のための本の購入、そして先生たちから渡されたプリント類をかき集めるだけである。その中の一枚が、森谷先生から来年のHonor Physicsの生徒達全員に配られたプリントであった。復習やテストという机に向かわなければいけなそうな事柄はひとまずおいておいて、私は三つ目の項目に着目した。そこには簡潔に、「科学に関する本を読んで、読書感想文を森谷先生までメールで送りなさい。」と書かれていた。楽そうな、もとい宿題に必要な準備のために、私はとりあえず本屋へ向かった。科学に関する、と記されていたとはいえ、これは物理の宿題だ。様々な科学に関する本を物色する上で、私の中に物理以外の選択肢はなかった。だが、私は「物理」というキーワードに縛られすぎて、タイトルにそれが含まれている物以外には目もくれなかったため、一向にそれらしい本を見つけられずにいた。しかし、この本屋はダメかと思ったその瞬間、私はある本を視界の端で捉えた。ー図解 眠れなくなるほど面白い物理の話 長澤光晴ー 私はこれだと思った。表紙裏などには目もくれず、すぐさま会計を済ませ、十分な達成感に満たされた私は、本の購入だけでその日の活動を終えた。それが、この本との出会いである。内容もろくに確認せずに買ったものがそんなにいいもののはずがない、と思うかもしれないが、存外、私の検索の仕方は間違っていなかっことは、この本を読み始めてすぐに確信することとなった。 |
Chieri Tachikawa 立川ちえり (8-14-2015) |
ファインマン 「ご冗談でしょう、ファインマンさん」岩波現代文庫 Feynman, “Surely You’re Joking, Mr. Feynman! |
私は今回、この本を読むまでファインマンさんというのが、何をした人で、どういう人な のか全く知りませんでした。正直、名前も聞いたことがありませんでした。 そこで、私はなにも知らないまっさらな状態から、この本を読むことになりました。最初 の2章ほどを読んだあとの私の感想は、つまらない、でした。残念ながら、問題として解 くことや、図を見ながらでなら理解できても、文章だけで彼がしていることを説明されて も全く分からなかったのです。最初の2章というと、たしか電球をつなぐのが面白いだと か、ラジオを修理するためにこうする、みたいな話だったのですが、チンプンカンプンで ほぼ流し読みをしていました。ですが、少しずつ読んでいくと興味深い話や、単純に笑え てしまうような話もありました。たとえば、イタリア語の話です。例えば、上巻では、彼 はイタリア語を話せないのに、イタリア語のイントネーションを習得しているから、他人 にはイタリア語が話せるように聞こえるのです。これには、少し笑ってしまいました。あ と、戦時中に、彼が軍人として働けるか判断する健康診断にいく話があるのですが、それ では、彼は少し意地悪をして話しているだけなのに、医者にはファインマンが死者と話し たり、視線を過多に感じたりする精神異常者に見えているのです。それで、彼は徴兵を免 れたりするのです。 そして、前編の後半の方は、彼が戦争に少しで貢献するために、原爆の開発を進めてい くのですが、これの話はとても興味深いものでした。もちろん、金庫の話も面白いし、フ ァインマンがいかに頭の回転がはやいかわかる話ではあるのです。しかし、個人的には彼 が章の最後の方で、原爆の被害距離を考えて、もし○○に原爆が落とされたらここ(その シーンではカフェ)に被害がくるのか、距離はどのくらいだったかと考えていたり、新し く建築しているものをみて、『ほかの国に原爆を落とされたらこんなものあっという間に壊 されるのだから意味がない』と考えていたりするシーンが興味深いです。作ったものの威 力を十分に理解し、恐れながらも、きっと作ったことに後悔なんてないのだろうと思うの です。彼ら物理学者は、新しい兵器を作りたかったというよりも、手掛けていた問題が解 決して、うまく物が作りたかったのであったのではなかろうか、とも思いました。あと、 この作品を読んでいると、今よりも全く放射能が危険視されていないのです。トリニティ の実験では、そう原爆から離れていない位置から実験経過を眺めているし、十分な防護服 も着用していません。それに、研究所内で放射性物質を手で転がして遊んでいた、という 表現があるのでとても驚きました。もちろん、検問の話やほかの話もとても面白かったの ですが、とくに印象に残ったのはこの話でした。 そして、私が感嘆し、ついメモまでとってしまったのは、下巻の最初の方の章のお話し です。その章では、いかに暗算で正確に計算をするか、について書かれていました。抜粋 するとこんな感じです。48の二乗をするには、まず近い値である50を二乗して、そこ から二つの数字の差である2に100をかけて、引きます。つまり、2500-200で す。そうすると2300がでてくるので、だいたい答えは2300前後とわかります。正 確に計算するのであれば、差である2を二乗して、それを2300に足します。そうする と、2304になって、これが答えなのです。私はこれをみてとても驚きました。なぜか というと、今まで私が電卓なしでは出来なかった計算がこんなに簡単に解けてしまうから です。他にも積分とか、いろいろ便利なやり方が載っていたのですが、いまは勉強不足で、 よくわからなかったので、とりあえずは上記の計算方法を習得しようと思います。こんな 方法があったなんて、と本当に目から鱗が出そうでした。 この本を読んでみて最終的に思ったことは、経験というのはとても大事なことなのだな ぁということです。作中で、ファインマンは勉強を教えていたり、夜の街に散歩にいって 色々な人を観察してみたり、とりあえず何かしていないと、なんのアイディアも浮かんで こないと述べています。ぼーっと座って考えていても研究したいことも、あまつさえ疑問 すら浮かばないのです。でも例えば生徒に授業を教えていて、質問されたことがとても重 大な問題だったりして、そこから研究への意欲がわいたりするそうなのです。きっとこれ は、ファインマンに限ることではないと思います。私は今まで、あまり意欲的に活動に取 り組むということをしたことがないし、普段から無気力な人間なのですが、今回この本を 読んでみたことで、その生活を改めてみようと思いました。少しずつ、色々な事にチャレ ンジして経験を積んでみようと思います。また、最初はつまらないなと思ったこの本でし たが、全部読んでみると結構面白かったし、学べる事もあったので、読んでよかったです。 |
Marina Sayo 佐用万莉奈 (8-18-2015) |
京都大学訪問 My visit to Kyoto University |
私は 7 月 27 日に京都大学を訪問した。理由は、父が招待されたためである。 まず、私は東アジア人文情報学研究センターを見学した。そこでは、中国研究のためなどに沢山の蔵書があ り、一つ一つがとても貴重なものであった。徹底された管理のもと、日々の研究が進められていることを感じた。 次に、湯川記念館を見学した。1949 年に湯川秀樹教授がノーベル物理学賞を受賞したのを記念して建てられ たものだ。入口には、湯川教授の胸像があり、また、湯川教授の研究室を再現した部屋などがあった。その部 屋の中には、研究のために使われた本が本棚の中にびっしりと並んでいて、たくさんの努力をしてノーベル賞 を受賞したのだと思った。実際に湯川教授が使っていた椅子に座ることができ、とても貴重な体験ができた。 その後、京都大学の山極総長の講演を聞いた。「グローバルリーダーの条件をゴリラから学ぶ」というタイト ルで、ゴリラ社会のリーダーの姿から、今、人間社会に求められるグローバルリーダー像についての講演だっ た。人間とゴリラのリーダーに共通していることは、愛嬌がある、運が良さそう、背中で語るということだっ た。 最後に懇談会が開かれた。そこで私は京都大学 iPS 細胞研究所所長で、2012 年にノーベル生理学・医学賞を 受賞した山中伸也教授と写真を撮ることができた。懇談会には 15 分ほどしかいられないということで、あまり お話をすることはできなかったが、それだけ多忙な方なのだと思った。また、山極総長とも写真をとることができ、少しお話しすることができた。 今回の訪問で、私は今までになく貴重な体験をすることができた。また、何を学ぶにあたっても努力がとて も大切であることを感じた。今回のことを今後の学習に活かせて行けたら良い。 |