1)変動する磁場は電流をつくる (1831年 ファラデーによる発見)
図の上にマウスを乗せてアニメ実験を始めてください。検流計の動きを説明しよう。
2) コイルのそばで磁石を動かすと電流が流れる
(Q) 電流計の針はどちらに振れるか? a. 磁石が近づく
b. 磁石が遠ざかる
c. 磁石が近づく
3)磁石が動かない場合
d. コイルが磁石から離れる
e. 磁場を抜く回路の面積が変わる f. 導線が磁石から離れる
g. 磁場を抜く回路の角度が変わる
5)マイクロフォン
マイクロフォンでは、音波の振動で起こされるコイルと磁石の振動で電磁誘導が起こり電気信号に変換される。
紙コップのマイクロフォン
組み立て方と完成図
紙コップのマイクロフォンはそのままスピーカーとしてはたらく。
マイクロフォン:音波による磁石と電線間の振動が誘導電流に変わる。
スピーカー:磁場中で音声電流が流れる電線が振動して音波となる。
6)磁場中を運動する導線中の電流の向きを求める
導線にFの力が加わったとき、導線にそれと逆向きの力がはたらくように電流が流れる(レンツの法則) 右手のひら「電・磁・力」 則で求められる。
右手3本指の「力・磁・電」則
(フレミング右手則)
右手のひら 「力・磁・電」則
7)発電機の原理
(レンツの法則による説明)
コイルが回転を始めるとそれを妨げるように、a→b→c→dの向きに電流が流れる。
(フレミング右手則による説明)
コイルの辺abに力Fが加わるとa→bの向きに電流が流れる。辺cdでは同様にc→dの向きに電流が流れる。
(Q)コイルが図の向きに回転するとき電流計の針はどちらに振れるか?
(左:直流発電機、右:交流発電機)
8)交流発電機の電流電圧
磁場の向きに対してθ傾いたコイルに生じる誘導電圧
N巻のコイルの面積A、回転周波数がf、磁場Bの交流発電機
に生じる誘導電圧Vの式